0715 角島灯台 
初点:明治9年3月1日
  国際番号7397
読み:つのしま 場所:下関市豊北町角島

明治6年8月、R・H・ブラントンの設計により着工、明治9年3月に日本海側としては初めて灯りをともした西洋灯台です。
現存する明治期築造の灯台としては14番目に古いものとなり、御影石づくりの灯台としては日本で第3位、30mの高さを
誇る大きな灯台です。また数少ない無塗装灯台としても知られています。使用されているレンズは日本でも6基しかない
第1等レンズで明治6年に英国で製造されたものが現在も使われています。

建設監督から初期の運用までイギリス人技士三代で行われ、完成後そのまま灯台長となったジョセフ・ディック氏は
家族とともに当時離島であった角島で3年間生活し、地元の人々と親交を深めて慕われていたそうです。
(親日派のディック氏はその後も帰国せず神戸で商社を設立し日本に永住しています)

参観灯台として一般の見学が可能で燈光会により運営されています。旧退息所は充実した灯台記念館となっています。


日本海、響灘を航行する船舶の安全を130年以上も見守り続ける、悠然とした大きく美しい石造灯台です。


-日本の灯台50選-
-海上保安庁保存灯台Aランク-





プレート


東面



西面




上部は切り込みを入れた御影石で装飾が配され、
西洋的な美しさを呈しています。


明治6年英国で製作された第一等8面フレネルレンズ
現在もそのまま使用されています。



灯台入り口



参観灯台として運営されています。



燈光会の案内板と日時計台


南面
 

灯台遠景

 
地図